僕の名は靖麻呂

高校生 政治厨 軽度の神経衰弱

週刊誌が嫌いです

 愚民とは、結論から言って不幸な人々のことです。銀行預金や学歴、顔の良さ、友達の数、腕時計や車の高さなどをめぐって血眼になって争い、誰かが不幸になるとよろこび、出所不明の噂を根拠とする「正義」を振りかざして大勢で誰かをいじめる人たちのことです。本当の幸せは数値化できるものではなく、誰かが決めることではなく、誰かの不幸や失敗などでもありません。だから愚民は幸せになれないのです。

 近頃の週刊誌などは、愚民が愚民であり続ける為に仕事をしているように思えてなりません。芸能人の不倫(疑惑)やアイドルの恋愛(疑惑)、そして特に皇室の方々への誹謗中傷。

 週刊新潮悠仁殿下への根拠なき侮辱を行っていることには憤りを感じてなりません。どんな報道かというと、それはあまりにも馬鹿馬鹿しいのでここではしませんが、冷静に見れば真実ではないことだけは誰にでもお分かり頂けることでしょう。

 少なくとも、「真実」ではないものが人を救うことはないと考えます。人間の癖に真実などと言うのはおこがましいことかもしれませんが、あのような上っ面な記事に、幸福を我々に示すような真実などあろうはずがありません。さもなければ、幸せに似た全く空虚な感覚に浸り続けるしかなくなります。

 勿論、たかだか十六年の薄弱な経験しか持ち合わせていない僕が完全なる「真実」を知っているわけではありません。しかし、真実を知るべく自己否定を続けてきたこの人生は、少なからず僕に思想とか主義などの財産を与えてくれました。こういう財産こそ、真実の断片であり、幸福を形作るものです。もっとも、この財産もいつか自己否定の為に手放す日が来るかも知れません。しかし、そもそも真実に向かう姿勢こそが重要なのです。空虚な嘘に抵抗する姿勢、尊厳のある姿勢こそが重要なのです。

 まあ、真実だの思想だの大袈裟なことを書いておりますが、こうしたものは皆様の近くに宿っております。小説、絵画、音楽、漫画、アニメ。こうしたものたちが、少しずつ我々に真実を伝えてくれているのだと思うのです。

 愚民とは、たまたま「幸福」の意味を知らなかった人々のことです。もし可能なら、私が持ち合わせる真実のほんの断片を、私なりに伝えていきたいです。いつか私が救われたように。

 

 何か気取った文ですが、僕の癖なのでご容赦下さい。

 本稿とは関係のないことですが、僕はほぼ毎週土曜日に駄文を投稿しておりました。が、テスト期間につき、来週はお休み。もし毎週楽しみにして下さっている優しい方がいらしたら申し訳ございません。

 最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。もしよろしければ、二週間後再びお会いしましょう。では。

 

 

「結果」だけを求めていると人は近道をしたがるものだ……………

近道した時真実を見失うかもしれない

やる気もしだいに失せていく

大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている

向かおうとする意志さえあれば

たとえ今回は犯人が逃げたとしても

いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな

 

荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険 37」

集英社文庫より